山小屋めぐり ⑬北穂高小屋(きたほたかごや)日本で1番高いところにある山小屋

飼い主のひとりごと

2023年7月の情報です。

標高3,100m。絶壁のテラスでいただくコーヒーが絶品!

『こんなところにどうやって建てたんだろう?』
そう思う山小屋は、いくつもありますが、まさにこの「北穂高小屋」もそんな山小屋の1つです。

「大キレット」方面から撮影

開業は1948年(昭和23年)、先代のご主人 小山義治氏によって建てられました。
人力で資材を担ぎ上げ、2年ほどかけて建設し、その後少しずつ改築しながら現在に至っているとのこと。
ヘリコプターなど使っていない時代のことだけに、尊敬しかありませんね。

小屋へ向かう最後の登り これがキツイ!
もうすぐ到着だよーガンバレ!

疲れも吹き飛ぶ大展望「天空テラス」

ヨタヨタと疲れ切り到着した「北穂高小屋」ですが、テラス席に座れば広がる大パノラマに大興奮!
これまでの疲れも一気に吹き飛びます。

小屋の横に売店あり
外にあるので、通過だけの人も買いやすい

崖っぷちに造られた天空テラスには、ズラッとテーブルが並んでいます。
小屋の外に売店があるので、通過の人も買い物を楽しんだり、飲み物も注文しやすい雰囲気です。
日本一高い山小屋のテラスで、のんびり景色を楽しみましょう!

絶景自慢のテラス席

一番の特等席は、左端の「槍ヶ岳」が正面に見えるベンチのようですが、名高い山々に囲まれているので、あっちもこっちも名山だらけ。

ここが一番の特等席♪
同定板もあるので、山名もわかりやすい(正面の三角は常念岳)

注文してからドリップして淹れてくれるコーヒーはオリジナルの「北穂ブレンド」。
スッキリした苦味と深い味わいに癒されます。

注文の都度ドリップしてくれる「北穂ブレンド」500円
特等席から「槍ヶ岳」を望みながらいただく

そして、1日の登山終了後は、やっぱりビール♬
缶ビール(600円)だけでなく、生ビール(1,000円)もありますよ。

缶ビール(600円)
「前穂高岳」方面の眺望も良い

売店横には、飲料水・お湯・ウエットティッシュがあり、宿泊者は無料で利用できます。

登山道を傷付けないため、ストックのキャップは必須。
自分も知らないうちに無くしていた経験があり、『ストックキャップの助け合い運動』は、とてもいいアイデアだと共感しました。

水・お湯・ウエットティッシュ(宿泊者無料)
ストックのキャップをもらったり、拾ったりの助け合い♪

疲れた時にホッとさせてくれるのが、可憐に咲く高山植物。

でも『ほとんど名前がわからなーい!』と、いうのが本音です。

このように表札を付けてくれると安心。
より一層親しみが湧いてきます(^^)

ほとんどの高山植物は小さくて目立たない
でもキラキラ輝いてる♬
厳しい環境にも負けない力強さに元気をもらえます!

受付カウンター

テラス席で休憩し、落ち着いたところでチェックイン。
1泊2食 14,000円。

宿泊は予約制で、現在の定員は65人。
以前は80人の頃もあったようですが、コロナ対策で減らしているのかもしれませんね。

充電用のコンセントもこちらにあります。(宿泊者無料)

かわいいデザインのTシャツ(3,800円)は、サイズも色も豊富に揃っています。
こちらでは、シンプルなデザインの手ぬぐい(800円)を購入しました。

受付カウンター 充電用のコンセントもこちら(宿泊者無料)
アルコール類も充実

部屋

今回は、ご厚意により女子2名で個室を使わせていただけるとのこと。
ありがたいです(^^)
窓からは、正面に雄大な「槍ヶ岳」が望める眺望最高のお部屋です。

布団2組ひいて荷物を置くにはピッタリの広さですが、混雑時には4~5名で利用するのでしょう。

この日、泊った部屋「ウォールグラート」
2名でちょうど良い個室 コンセントは無し

隣の個室は、片側2段になっている大きい部屋。

「ノルデストグラート」は、大キレット近辺にある尾根の名前です。
なので「ウォールグラート」もおそらくその辺から付けられたのだと思われます。

隣は大きな個室「ノルデストグラート」
片側2段になっている
定員10名くらいかな

2階の相部屋は仕切られたスペースになっていて、宿泊客の少ない本日は、ゆとりがあるように見受けられます。

本格的な相部屋は3階にあります。

2階の相部屋

階段を上がると、両側に2段の相部屋が造られていました。
人気の高いこの山小屋は、最盛期には定員を大幅に超える140人が泊まることもあるそうです。
現在は予約制なので、そこまで混み合うことはないのかもしれません。

3Fへの階段
3Fの相部屋
2階よりたくさん部屋がある

トイレ・洗面所・乾燥室

トイレ・乾燥室は、外にある別の建物です。
少しめんどくさいですが、夜には満天の星空が眺められました。

トイレは、男女兼用です。
水洗ではありませんが、とてもキレイです。

トイレ 男女兼用 (奥に乾燥室の入口がある)
トイレ個室 (洋式・和式がある)

洗面所の水道は、飲用不可なので手を洗うだけにしましょう。
石鹸・消毒液とペーパータオルが完備されています。

歯磨きには、建物の外に1つ水道があるので、そちらを使います。

洗面所 ペーパータオルがある(飲用不可) 

トイレの奥にあるドアが「乾燥室」です。
雨が降っていないこの日も利用することができました。

パワフルな暖房力で、サウナのように暑い。
干していたものがすぐ乾きました。

乾燥室入口
乾燥室内の様子 温風のパワーがスゴイ!

食堂兼談話室

食堂は、8人掛けのテーブルが4つあるだけでこじんまりしています。
宿泊客が多い時には、何回転もすることになりそうです。

売店の販売は、20:15まで。談話室の利用は、20:30まで。消灯は20:45です。

食堂はこじんまり4テーブルのみ
食事の時間以外は、談話室となる

夕食は、17:20。
濃い味付けの生姜焼きが、疲れた体にしみわたります。

「五一わいん」北穂オリジナルラベル(白)をいただきました。
スッキリ爽やかな味わいで、いくらでも飲めてしまいそうなワインです。

夕食 味付けの濃い生姜焼きが体にしみる
長野の名産品「五一わいん」北穂オリジナルラベル(1,600円)

朝食は、5:30。
ごはんとお味噌汁はお替りできます。

夕食時も感じたのですが、『お味噌汁がおいしい』。
塩分を体が欲しているせいでしょうか?

ふわーっとやすらぐ美味しさで、最初にまず1杯飲み干してしまいました。

朝食 お味噌汁が美味しい!

ご来光

オレンジ色に輝く雲海より昇るご来光を見ることができました。
その幻想的な光景は、まるで絵画の世界!

ご来光を待つ人たち 雲海が素晴らしい!
「槍ヶ岳」もくっきり見えてる

流れゆく雲の向こう側から、ゆっくりとオレンジ色が広く・濃く変化してくる貴重な瞬間。
波音が聞こえてきそうな…とても静かな朝でした。

建物の屋根の上には「重石」が置いてある
「重石」越しの「槍ヶ岳」もなぜか絵になる

おまけ 北穂高岳「北峰」と「南峰」

「北峰」は、小屋から登ること30秒。
標柱が抜けるので、好きなポーズで写真が撮れます。
『気が利いてるねー♬』登山者ファーストなのかと思いきや、ちゃんと理由がありました。

北穂高岳「北峰」 標柱を手にもって写真が撮れる!

この山頂は、ヘリポートも兼ねているため、ヘリコプターが着陸する際、スペースを確保するため標柱を抜くそうです。

…と、いうことで、決して撮影用ではありませんが、抜いても大丈夫みたいです。

使ったらキチンと元に戻しておきましょう(^^)

山頂からのご来光も美しいね♬

小さいけれど「南峰」にも、手に持てる看板があり、好きな場所で撮影できます。

ちょっとしたことなのですが、なんだか嬉しい(^^)
みんなが楽しめるように、ずっと大切にしていきたいですね♬

「南峰」にも手で持てる看板あり!

北穂高小屋
山小屋直通TEL:090-1422-8886
事務所:長野県松本市浅間温泉3-25-8


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