2023年7月の情報です。
標高3,100m。絶壁のテラスでいただくコーヒーが絶品!
『こんなところにどうやって建てたんだろう?』
そう思う山小屋は、いくつもありますが、まさにこの「北穂高小屋」もそんな山小屋の1つです。

開業は1948年(昭和23年)、先代のご主人 小山義治氏によって建てられました。
人力で資材を担ぎ上げ、2年ほどかけて建設し、その後少しずつ改築しながら現在に至っているとのこと。
ヘリコプターなど使っていない時代のことだけに、尊敬しかありませんね。


疲れも吹き飛ぶ大展望「天空テラス」
ヨタヨタと疲れ切り到着した「北穂高小屋」ですが、テラス席に座れば広がる大パノラマに大興奮!
これまでの疲れも一気に吹き飛びます。


崖っぷちに造られた天空テラスには、ズラッとテーブルが並んでいます。
小屋の外に売店があるので、通過の人も買い物を楽しんだり、飲み物も注文しやすい雰囲気です。
日本一高い山小屋のテラスで、のんびり景色を楽しみましょう!

一番の特等席は、左端の「槍ヶ岳」が正面に見えるベンチのようですが、名高い山々に囲まれているので、あっちもこっちも名山だらけ。


注文してからドリップして淹れてくれるコーヒーはオリジナルの「北穂ブレンド」。
スッキリした苦味と深い味わいに癒されます。


そして、1日の登山終了後は、やっぱりビール♬
缶ビール(600円)だけでなく、生ビール(1,000円)もありますよ。


売店横には、飲料水・お湯・ウエットティッシュがあり、宿泊者は無料で利用できます。
登山道を傷付けないため、ストックのキャップは必須。
自分も知らないうちに無くしていた経験があり、『ストックキャップの助け合い運動』は、とてもいいアイデアだと共感しました。


疲れた時にホッとさせてくれるのが、可憐に咲く高山植物。
でも『ほとんど名前がわからなーい!』と、いうのが本音です。
このように表札を付けてくれると安心。
より一層親しみが湧いてきます(^^)



受付カウンター
テラス席で休憩し、落ち着いたところでチェックイン。
1泊2食 14,000円。
宿泊は予約制で、現在の定員は65人。
以前は80人の頃もあったようですが、コロナ対策で減らしているのかもしれませんね。
充電用のコンセントもこちらにあります。(宿泊者無料)
かわいいデザインのTシャツ(3,800円)は、サイズも色も豊富に揃っています。
こちらでは、シンプルなデザインの手ぬぐい(800円)を購入しました。


部屋
今回は、ご厚意により女子2名で個室を使わせていただけるとのこと。
ありがたいです(^^)
窓からは、正面に雄大な「槍ヶ岳」が望める眺望最高のお部屋です。
布団2組ひいて荷物を置くにはピッタリの広さですが、混雑時には4~5名で利用するのでしょう。


隣の個室は、片側2段になっている大きい部屋。
「ノルデストグラート」は、大キレット近辺にある尾根の名前です。
なので「ウォールグラート」もおそらくその辺から付けられたのだと思われます。



2階の相部屋は仕切られたスペースになっていて、宿泊客の少ない本日は、ゆとりがあるように見受けられます。
本格的な相部屋は3階にあります。

階段を上がると、両側に2段の相部屋が造られていました。
人気の高いこの山小屋は、最盛期には定員を大幅に超える140人が泊まることもあるそうです。
現在は予約制なので、そこまで混み合うことはないのかもしれません。



トイレ・洗面所・乾燥室
トイレ・乾燥室は、外にある別の建物です。
少しめんどくさいですが、夜には満天の星空が眺められました。
トイレは、男女兼用です。
水洗ではありませんが、とてもキレイです。


洗面所の水道は、飲用不可なので手を洗うだけにしましょう。
石鹸・消毒液とペーパータオルが完備されています。
歯磨きには、建物の外に1つ水道があるので、そちらを使います。

トイレの奥にあるドアが「乾燥室」です。
雨が降っていないこの日も利用することができました。
パワフルな暖房力で、サウナのように暑い。
干していたものがすぐ乾きました。


食堂兼談話室
食堂は、8人掛けのテーブルが4つあるだけでこじんまりしています。
宿泊客が多い時には、何回転もすることになりそうです。
売店の販売は、20:15まで。談話室の利用は、20:30まで。消灯は20:45です。


夕食は、17:20。
濃い味付けの生姜焼きが、疲れた体にしみわたります。
「五一わいん」北穂オリジナルラベル(白)をいただきました。
スッキリ爽やかな味わいで、いくらでも飲めてしまいそうなワインです。


朝食は、5:30。
ごはんとお味噌汁はお替りできます。
夕食時も感じたのですが、『お味噌汁がおいしい』。
塩分を体が欲しているせいでしょうか?
ふわーっとやすらぐ美味しさで、最初にまず1杯飲み干してしまいました。

ご来光
オレンジ色に輝く雲海より昇るご来光を見ることができました。
その幻想的な光景は、まるで絵画の世界!


流れゆく雲の向こう側から、ゆっくりとオレンジ色が広く・濃く変化してくる貴重な瞬間。
波音が聞こえてきそうな…とても静かな朝でした。


おまけ 北穂高岳「北峰」と「南峰」
「北峰」は、小屋から登ること30秒。
標柱が抜けるので、好きなポーズで写真が撮れます。
『気が利いてるねー♬』登山者ファーストなのかと思いきや、ちゃんと理由がありました。

この山頂は、ヘリポートも兼ねているため、ヘリコプターが着陸する際、スペースを確保するため標柱を抜くそうです。
…と、いうことで、決して撮影用ではありませんが、抜いても大丈夫みたいです。
使ったらキチンと元に戻しておきましょう(^^)

小さいけれど「南峰」にも、手に持てる看板があり、好きな場所で撮影できます。
ちょっとしたことなのですが、なんだか嬉しい(^^)
みんなが楽しめるように、ずっと大切にしていきたいですね♬

北穂高小屋
山小屋直通TEL:090-1422-8886
事務所:長野県松本市浅間温泉3-25-8



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