2023年7月の情報です。
標高2,860m。「槍ヶ岳」直下にある山小屋
「殺生ヒュッテ」は、槍ヶ岳山頂まで約40分の槍ヶ岳直下に位置しています。
上高地から約10時間。
槍沢ロッジを越えた辺りから、急に登りが厳しくなることもあり、1日で行くには少し厳しいかな…と思う距離。
しかも、「槍沢ロッジ」で1泊して槍ヶ岳を目指すなら、2泊目は「槍ヶ岳山荘」に泊まろう…となってしまうため、足を止める人が少ない穴場的な山小屋かもしれません。

2022年に100周年を迎えた「殺生ヒュッテ」。
この辺りでは、1番最初に建てられた由緒ある山小屋です。
槍ヶ岳登山が人気となり始めた頃に、燕岳から槍ヶ岳を結ぶ登山道『喜作新道(東鎌尾根)』を開拓した小林喜作氏によって建てられました。


名前の由来は、その昔、この場所がクマやカモシカなどの動物を追いつめ、仕留めるのに適した平地だったため『殺生平』と呼ばれており、山小屋は『猟師小屋』として使われていたので、このように名付けられたとのことです。


スタッフのお兄さん、お姉さんは、元気で明るくとても親切!
収容人数60人と小ぶりではありますが、居心地の良い山小屋です。
地形の関係で朝日・夕陽ともに見ることはできないのが残念なところ。
しかし、目の前に広がる雲海は素晴らしく、下から見上げる槍ヶ岳は、これまた感慨深いものがあります。


何回でも訪れたい魅力あふれる「槍ヶ岳」。
ごった返す山小屋に疲れたら、こじんまりと静かな山小屋で、違う角度から感じてみるのもいいかもしれません(^^)
小屋内の施設
受付・売店
早速チェックインしましょう。
チェックイン:14:00~ チェックアウト:~8:00
1泊2食:13,000円、素泊:9,000円
※お弁当の用意ができないということで、今回は1泊夕食で12,000円。

槍ヶ岳登頂に欠かせないヘルメット。宿泊者は無料でレンタルできます。
充電用コンセントも用意されています。
天水を利用した飲用水も汲み放題。どちらも宿泊者は無料です。


オリジナルグッズも充実しており、Tシャツ・エプロン・手ぬぐいなどが揃っています。




軽食は、10:00~15:00まで。
疲れた体を癒してくれそうな『初恋の味 ホッとカルピス』(300円)は、とっても魅力的♪
でも結局、缶チューハイ(600円)を買ってしまったのでした。


部屋
この日は、宿泊者が少なかったため女子2名で個室を使っても良いとのこと。
着替えなど気を遣わずに済むので、すごく助かりました(^^)

個室には、1ヶ所コンセントがあります。
キレイに掃除されていて清潔感があり、とても居心地の良い部屋です。


こちらは相部屋の様子。
大正11年(1922年)にできた山小屋ですが、昭和34年(1959年)に現在の建物へと建て替えられたそうです。


食堂・自炊室
夕食は17:30。
それまでの間は、談話室として利用できます。


食堂の壁には、山岳系のマンガがずらりと並んでいます。
『孤高の人』の作画者 坂本眞一氏のサインも飾られており、2019年9月にこちらを訪れたようです。

食堂の隣に、自炊室があります。
靴箱と雨具置場があり、びっしょり濡れているカッパなどは、こちらへ掛けておきましょう。

トイレ・洗面所・乾燥室
トイレ・洗面所・乾燥室の入口はこちらです。
扉を開けると広い洗面所があります。
この水は、天水を利用しており、飲用可です。


トイレは男女兼用で、和式のみです。
汲み取り式のトイレですが、キレイに掃除されています。


その横に乾燥室の入口があります。
干せるのは衣類だけです。
この日は宿泊客が少なかったため、特別にザックを置いても良いとのことで、ご厚意に甘えさせていただきました。


まとめ
和気あいあい、楽しい時間を過ごしました。
暴風雨吹き荒れる悪天候の中での到着。
心身ともに疲れ切っていたのですが、暖かいおもてなしにより、翌日にはすっかり回復し、元気に旅立つことができました。


ご来光が見えない、お弁当がない、といった残念なポイントもありますが、山小屋に不便は付き物!
次回は、マンガも読みたいし…『また行きたい!』と、思えるステキな山小屋です。

殺生ヒュッテ
長野県松本市安曇上高地国有林内
連絡事務所TEL:0263-77-2008
(Web)https://nakabusa.com



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