2021年4月の情報です。
高水山・岩茸石山・馬仏山ってどんな山?
東京都青梅市にある山で、高水山・岩茸石山・惣岳山の3つが高水三山と呼ばれています。
前回、惣岳山のみ訪れたので今回は残りの2座と思ったのですが、馬仏山にも標柱らしきものがあると知り、欲張って行ってきました。
・高水山(たかみずやま) 標高759m

JR青梅線「軍畑」駅から1時間30分、または「上成木」バス停から1時間10分で登れます。
山頂手前には「常福院」があり、毎年4月頃に開催される「青梅高水国際トレイルラン」の折り返し地点にもなっています。
いつもきれいに掃除されたトイレがあります。
屋根のついた東屋があり、ゆっくりとランチタイムを楽しむこともできます。
山頂は、常福院からさらに10分ほど登った場所にあります。
広いスペースがありベンチも設置されています。正面に大岳山を望むことができ、周りを囲む木々に癒されホッとできる場所となっています。
・岩茸石山(いわたけいしやま) 標高793m

高水山山頂より35分。頂上手前は急登があり、惣岳山方面へ向かう道も一部かなり険しい岩稜帯になっています。
頂上は明るく開けていて、広いスペースがあります。トイレはありません。
三山の中では最も眺望がすばらしく奥多摩方面の山々が望め、天気の良い日にはスカイツリーまで見渡すことができます。
高水三山だけでなく「棒の折山」など、4方面への分岐点となっているので、各方面から人が集まり賑わう場所です。
・馬仏山(まぼとけやま) 標高723m

岩茸石山より約20分。惣岳山方面へ向かう登山道の途中にありながらあまり存在を知られていない山のようです。
地図には載っているのですが、山頂への入口はわかりずらいです。
案内板もないため、地図を確認しながら少しづつ進まないと通り過ぎてしまいます。
山頂のスペースは狭く、眺望はありません。
「馬仏山」という看板がかかっているだけですが、通常の登山道と並行しているので、山歩きを楽しみたい方はここを経由していくといいかもしれません。
駐車場

今回は、登山口近くの「高水山登山口駐車場」に停めました。
・駐車台数5台・料金無料・トイレなし・自動販売機なし
・特に施錠などはなく、いつでも停められます。
202号線 上成木バス停の近くです。車で行く時は「成木の家」をナビ設定するとわかりやすいです。「成木の家」の横の登山道方面へ続く細い道に入り、200mほど進んだ場所にあります。
登山口は目の前ですが、5台しか停められないので平日でもシーズン中は早い者勝ちです。
この日は平日の9:30頃到着で、ちょうど運よく1台だけ空いていました。
(画像は帰り14:30頃のものです)
登山ルート

今回の山行は8.1km 約4時間30分 馬仏山まで行って折り返す周回コースをご紹介します。

出発地点の案内板です。
「高水山(歩道)鳥居くぐる約60分」と書いてある方へ進みます。
すぐに鳥居が見えてくるので、案内板通り鳥居をくぐっていきましょう。


勾配のきつい登山道ですが、階段状に整備されているので登りやすいです。
少し登っただけでもかなり高度感が出てきました。
先ほど停めた駐車場が眼下に確認できます。


しばらく進むと「なちゃぎり林道」と交差する場所に出ます。
正面に階段があるので林道を渡りそのまま直進して階段を上っていきましょう。


ここから更に急勾配の登山道が続きます。


所々に石柱が立っていました。よく見ると「7合目」と書いてあります。
このルートから行くと「水場」があるのが嬉しいですね。
枯れることもあるようですが、この日は少しですがちゃんと水が出ていました。


5分ほど進むと再び「なちゃぎり林道」との交差点に出ます。
常福院まではもうすぐです。


「これより10分」に励まされ、なちゃぎり林道を渡って登山道を登って行くと、常福院への階段がありました。
見上げてみると結構長くてうんざりするような階段です。
考えてみればここまでずーっと登ってきて、下りが全然なかったような気がします。


階段を登り切れば、常福院に到着です。
現在の天皇陛下御夫妻も平成6年に御来山されています。
普段は雲の上の存在のように感じられますが、親近感がわきますね(^-^)


本堂の左側にトイレへの案内板があります。
高水三山は、どこの山頂にもトイレがないので、ここでお借りできるのはとても助かります。
お寺の方が管理してくださっていると思われますが、いつもとてもきれいに掃除されていて気持ちがいいです。
本堂左側、少し上がったところに東屋とベンチがあります。
新緑に囲まれた東屋は、屋根がついているので涼しく、境内から少し離れているので静かで落ち着きます。



本堂にて登山の無事をお祈りしたら、高水山山頂を目指しましょう。案内板に沿って登っていきます。ここから山頂までは10分ほどです。
少し登ったところにまた東屋がありました。
振り返ってみると、市街地とそれを取り囲む山々が一望できます。


山頂に到着です!
ここまで1.7km 1時間20分。
スペースは広くとても明るいです。
いくつもベンチが設置されていて、奥の方には日陰になって涼しい場所もありました。
周りは木に囲まれていますが、木々の間からは大岳山や奥多摩方面の山々の眺望が楽しめます。


次に目指すのは、「岩茸石山」。ここから35分。
この先は、上ったり下ったりを繰り返します。
短いけれどバリエーション豊かな登山道を楽しめるルートです。


新緑の美しい階段状の登山道をしばらく進むと根っこだらけの道が現れます。
そして再びの階段から、スッキリと心が洗われるような平坦な山道。
木々の隙間から木漏れ日があふれる静寂の中、鳥の鳴き声だけが響きます。



しばらく気持ちのいい森林浴を楽しんでいると、分岐の案内板があります。
「岩茸石山」方面へ進みます。
今までとは一変して、ほぼ直登の険しいゴツゴツの登山道となりました。
厳しいですが、ここを登り切れば山頂に到着です。


「岩茸石山」山頂に到着です。ここまで2.7km 約2時間。
山頂のスペースは広く、片側が開けているので奥多摩方面の山々や市街地を見下ろす素晴らしい眺望が望めます。スカッとしてこれまでの疲れも吹き飛びました。




眺望をたっぷりたのしんだら、次は「馬仏山」までピストンします。
「惣岳山」方面へ進みましょう。
この先すぐのところが地図上で「露岩帯の急坂」と書かれている個所。
険しい下り坂の始まりです。



露岩帯をゆっくり降りていくと、木が伐採されて開けた道へ出てきました。
この手前に「馬仏山」への入り口があったのですが、気付かず通り過ぎていました。
しばらく地図を確認しながら少しづつ進み勘を頼りに「惣岳山」方面からアプローチしました。

「馬仏山」山頂に到着です。
山頂のスペースは狭く、眺望もありません。
でも、登山道が正しいか不安だったので、この看板を見付けた時はとても嬉しかったです(*’▽’)
証拠写真だけ撮って、岩茸石山へ戻ります。
今、通ってきた険しい道を登り返していきます。
ここまで5km 3時間10分。道に迷った分時間がかかってしまいました。
エルモはまだまだ余裕がありそうです。



岩茸石山まで戻ったら「黒山・棒ノ折山」方面へ下っていきます。
名坂峠まで降りたら「升が滝・上成木バス停」方面へ進みます。

このコースは、ゴロゴロザラザラ。落葉もたくさん積もっているので歩きにくいです。
エルモも細かい石がチクチクするようで、歩くスピードが遅くなっています。
登山道自体は、細いながらもほぼ1本道で分かりずらい個所はありませんでした。

しばらく進むと、沢がありました。
この後は沢に沿って街まで降りていくことになります。
途中に「升が滝」を発見。
立ち寄ってみましたが、どの部分が「升」なのか、いまいちわからなかったです。


個人的に、「石シリーズ」は、結構興味があります。
・「切石」きりいし…すごい!確かに切れてますね(^ω^)
・「籠石」かごいし…微妙ですね(-_-;)


降りてくると「成木浄水所」がありました。
その先30mくらいのところにトイレと公衆電話があります。



ここからは、舗装路になります。
202号線に出たら、「成木の家」の横を登山口方面へ登っていけば、駐車場に到着です。
8.1km 約4時間30分。
お疲れ様でした。
馬仏山への登山口
1.岩茸石山から来た時の登山口
露岩帯から緩やかな山道に変わった辺りから注意深く確認しながら歩いていくと、右手に赤いテープが巻いてある木があります。
そこを水色の矢印の方向へ上がっていきます。
*赤いテープが外れてしまった時は、わからない場合があります。

2.惣岳山方面から来た時の登山口
伐採されたエリアが始まったたら、森に沿うように上がっていきます。
*伐採が進んだ場合、位置が分からなくなる可能性があります。

今回は、1を通り過ぎてしまったため地図を見ながら勘を頼りに2から上がってみました。
惣岳山方面には他に登山口があるのかもしれません。
偶然、登山道を見付けることができましたが、あまり通行量が多くないのか道中はっきりしない個所もあります。
道に迷う可能性があるので、充分ご注意ください。
犬登山時の注意点
今回は、低山ながらワンちゃんには「難所」と思われる個所がいくつかありました。
水場の橋
高水山に向かう途中の水場の橋。滑り止めの為と思われますが、金網状になっています。
エルモは、怖いようで渡れませんでした。
途中穴があいている個所もありますので、足がはまってしまう危険性もありますね。


岩茸石山直後の露岩帯
段差の大きな岩も何ヶ所か見受けられる露岩帯。
登りは問題なかったのですが、下りで3回ほど降りられなくて抱っこしたところがありました。


升が滝付近の木道

帰路、升が滝も過ぎてかなり下の方まで降りてきたところです。
おそらく降雨量が増えて沢の水量が増すと、ぬかるんでしまうのでしょう。
土の上に置いてある感じですが、一部木道になっている場所がありました。
このタイプは、ほとんどのワンちゃんが苦手だと思われます。
まとめ
今まで高水山は何度も訪れていますが、成木方面からアプローチしたのは初めてでした。
トレイルランニングで訪れた時にはいつも「水不足問題」に悩まされていたので、「こんなところに水場があったんだ!」と驚きました。(地図には載ってますけどね)
そして、「馬仏山」も初めて。
同じ場所でも目線を変えると見えてくるものが異なり、新しい発見があるものだなぁと気付かされました。
そして人が少ない!
やはりアクセスの良さを考えると、ちょっと不便なのでしょう。
往路では1組とすれ違いましたが、帰路の浄水場へ抜けるルートでは誰にも会わず、不安になるくらい静かな山歩きでした。



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