2022年12月の情報です。
塔ノ岳(とうのだけ)、新大日(しんだいにち)ってどんな山?
塔ノ岳(とうのだけ)
標高1,491m。平日でも登山者の絶えない、丹沢屈指の人気を誇る山です。
山頂は、ほぼ360度の展望が広がり、西側に富士山、南側には相模湾が広がり、東側は遠く筑波山まで望むことができます。


山荘泊で夜景を楽しむのも良し。
元日ともなると初日の出を目当てに来る人で、山頂は大賑わいとなります。


メインのルートは、通称「バカ尾根」と呼ばれる大倉尾根。厳しい登りが3時間30分ほど続きます。
その他にもいくつものルートからアクセスが可能で、縦走が楽しめるコースとなっているのも魅力のひとつです。

「尊仏(そんぶつ)山荘」の隣にトイレがあります。
「塔ノ岳」は別名「尊仏山(そんぶつやま)」とも言われています。
その昔、山頂の北側に「尊仏岩」という大岩があり、山麓の人々はこの岩を「お塔」と呼び、雨乞いの神としてあがめていました。
そして、この山が「お搭の山」と呼ばれていたことより「塔ノ岳」となり、山荘の名も「尊仏山」の名を残したものとなっています。


ちなみに、高さ17.6mほどあったといわれる「尊仏岩」は、関東大震災の余震で崩落し、現在は石仏と石碑が安置されているのみとなっています。
新大日(しんだいにち)
標高1,340m。山名の由来は、かつて大日如来像が安置されていたことからだそうです。
山頂は、公園かと思うほどキレイに整地されたスペースが広がります。
ベンチも新しいのに、なぜボロボロの廃屋があるのか気になりますね(;^ω^)


現在、倒壊寸前の廃屋となっている「新大日茶屋」。
1961年(昭和36年)に開業し、店主亡き後は息子が後を継いで営業していました。
しかし、2009年頃より現店主が体調を崩し、山を下りることになってしまい、そのままになってしまったそうです。
現在は、すぐ近くの「木ノ又小屋」を経営する神野さんを代表とする「表丹沢サンクスプロジェクト」が始動し、解体に向けて取り組みを進めているとのことです。


相模湾を望む景色が素晴らしく、「塔ノ岳」まで1時間弱。
ホッと一息つくのにちょうどいい憩いの場所です。

駐車場・トイレ・自動販売機
標高570m。川沿いの「戸沢出合(とさわであい)駐車場」に車を停めました。
駐車台数:約30台
料金:任意の協力金300円
24時間いつでも利用可


登山道に入ってすぐ「休憩所」兼「臨時派出所」の建物があり、その中にトイレがあります。


水洗ではありませんが、キレイに保たれています。
ペーパーはないので、持参してください。
洗面所の水道は流れっぱなし。「止めないこと」と、書かれています。


このコースでは、他に「木ノ又小屋」、塔ノ岳山頂「尊仏山荘」、大倉尾根「花立山荘」にもトイレがあります。
登山ルートの紹介

今回の山行は、7.5km 約5時間30分。
「塔ノ岳」への最短ルート。
「戸沢出合」から、新大日を経て「塔ノ岳」へ。
帰路は大倉尾根を下り、分岐から戻る周回コースをご紹介します。
「政次郎ノ頭(まさじろうのあたま)」までの道のり
駐車場を出発し、1~2分で「休憩所」兼「臨時派出所」に到着します。
ここでトイレを済ませたら出発です。


「政次郎尾根(まさじろうおね)」方面へ進みましょう。
まずは「新大日」まで2kmです。


川を渡ったらカッコいい「MASAJIRO」の看板がありました。


まっすぐに伸びた木が美しい森に入って行くと、急な登り坂が続きます。
しばらく眺望はなさそうです。


勾配はキツイ登りですが、登山道は比較的整備されているので歩きやすく、迷うこともなさそうです。


だんだんと標高が上がってきたのか、周りの景色が見えるようになってきました。


登山道には陽の光も差し込みはじめ、キラキラと光る相模湾が望めます。


鬱蒼とした森の中を抜け、山の斜面に続くシングルトラックを進みます。


青空が見えてきました。「政次郎ノ頭」に到着です。


ここまで2km 1時間30分。
「政次郎尾根」の注意書きがありました。
急登ではあるけれど、そんなに危険な個所はなかったような気がしますが…


「新大日」までの道のり
標高1,209m。「塔ノ岳」まで1.9kmです。
爽快に晴れ渡る青空の下、チラッと富士山も顔をのぞかせてくれています。


やる気が出たのか、エルモも軽快に登山道を進んで行きます。


眺望も広く見渡せるようになりました。
相変わらず登り坂は続いていて、時々大きな岩がゴロゴロしている箇所もあります。


気が付けば、朝ごはんを食べていなかったエルモ。
そろそろ限界のようです。


広いスペースの休憩場所に到着しました。
ここまで2.3km 1時間50分。


ぽっかり浮かぶ大島が大きく見えています。
ぐるっと広がる大展望にしばし見とれる時間を過ごしましょう。

お腹いっぱいで満足したエルモは、やる気を取り戻したようです。
目の前には目指す「新大日」の姿が見えています。


この辺り、とてもキレイに整備されているのですが、ワンちゃんにとっては以外と難所。
木の隙間に足が挟まり、歩きずらいのです。


丹沢山塊の東端に位置する「大山」の姿も見えました。山頂の茶屋まで確認できそう♪


途中までは頑張ってみましたが、足が短いエルモには登れない岩場がありました。


岩場を越えたら背後に相模湾を感じる木道を登り、「新大日」に到着です。


標高1,340m。ここまで2.6km 2時間10分。
砂利が敷き詰められている、明るくキレイに整地された山頂です。
スペースも広く、ベンチにもまだ新しい木の感じが漂います。

予定していませんでしたが、ここも山頂ということで、急遽証拠写真の撮影をすることに…

先程の休憩所から20分しか経っていないのに、また休憩。
この辺りは、眺望も良く居心地がいいので、ついついのんびりしてしまいがちです。


「塔ノ岳」までの道のり
スケジュール的に少し押し気味なので、先を急ぎましょう。
歩きずらい木段も少しづつコツをつかんできたエルモ。慎重に進みます。


10分ほどで「木の又小屋」に到着しました。
ランプの小屋として人気があり、2021年3月に一部リニューアルされています。


営業は基本的に土日のみということで、残念ながらこの日はコーヒーをいただくことはできませんでした。


トイレは、小屋の外の建物です。
デッキから相模湾を見渡す景色は壮大で、夜景も期待できそうですね。



ずっと見ていたいのですが、この先にはもっと素晴らしい景色が待っていると信じて先へ進みます。
「塔ノ岳」まで0.7km。


「新大日」からのこの道は、ずっと左右に素晴らしい眺望が続きます。
景色を眺めたり、写真を撮ったりしながら歩くので、時間のかかるポイントです。


長く続く木道を越えると、正面に「塔ノ岳」が見えてきました。
山頂にある「尊仏山荘」が目印となっています。




厄介な木道の連続を乗り越えて進んで行くと、あと少しで頂上に到着の予感…



「塔ノ岳」山頂に到着です。ここまで4.1km 3時間10分。
最短ルートと言っても、やっぱり道のりはそこそこ長いです。(休憩が多すぎたのかもしれません…)
ほぼ360度の展望が広がる眺望には、ここまでの疲れをスッキリと洗い流してくれるような爽快感があります。


青い空に雪をかぶり、白く輝く富士山。
周りの山々を従えてそびえ立つその雄大な姿は、まさに日本一だなぁと思わせる瞬間です。

以前、「尊仏岩」に祀られていた「狗留孫仏(くるそんぶつ)如来像」は、現在新しくなってこちらに祀られ、登山の安全を祈願しています。
山頂には、木材を利用したベンチがコンサートホールのように並べられていて、素晴らしい景色が奏でるハーモニーを、今日もたくさんの人が楽しんでいます。

駐車場へ戻る道のり
海に飛び込んでいくような、下り坂が魅力の大倉尾根。
高所恐怖症の人は、ちょっとゾクゾクしてしまうかもしれません。

メインの登山道というだけあり、整備も行き届いていて、レールのような木道が続きます。
ワンちゃんにとっては、またまた難所(;^ω^)


ここまで5.2km 4時間。
「花立山荘(はなたてさんそう)」の建物が見えてきました。
基本的に山荘の営業は土日のみですが、手前にはトイレがあります。


その先もまだまだ相模湾の景色を眺めながら進みます。
丁寧に造られた木段は、もはやアートの世界。
見ているだけで楽しいので、急な下りも苦になりません。


「戸沢出合」への分岐点に到着。ここまで6km 4時間20分。


深い森の中へ入って行きます。
相模湾の眺望とはここでお別れです。


荒れた登山道を下ります。
木段も崩れた箇所が多く、登山道もハッキリとわかりません。


「政次郎尾根」よりこちらの方が危険なのでは?と思うくらいです。
長い長い急な下りをゆっくりと進んで行くと水音が聞こえてきました。


尾根の入口まで下りてきました。
荒れた登山道は、ここで終わりのようです。
小さな滝のほとりでホッと一息。


橋を渡ればこの登山は終了なのですが、ゴーゴーと流れる川音と高度感に怯え、渡れないエルモ。
何ともしまりが悪い最後となりました(-_-;)

おまけ

エルモの写真撮影の裏話。
カメラのことも詳しくない素人なので、うまく撮れないことも多く、苦労の連続。
褒めたり、オヤツで気を引いたり、声をかけ続けてなんとかポーズを維持させています。
山頂の証拠写真は10~20枚ほど撮って、後で良いものをチョイスします。
最近はエルモも少し慣れてきたようですが、気が乗らないときもあるようで、振り回されっぱなしの飼い主です(-_-)





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