2022年4月の情報です。
「岩櫃山」(いわびつやま)ってどんな山?
標高802m。2016年の大河ドラマ「真田丸」のオープニングにドーンと登場する岩山です。
難攻不落と言われた「岩櫃城」の跡地を有し、その周辺には歴史を感じさせる遺跡なども数多く見ることができます。平沢登山口にはパンフレットが置いてある案内所がありますので、読みながら当時の武将の気持ちになって歩いてみると、より一層楽しめるでしょう。


山頂までは約1時間となっていますが、6合目を過ぎたあたりから岩場が多くなり始め、山頂直下は厳しいクサリ場となっています。
山頂のスペースは狭く、6~7人で身動きがしずらい状態となりますが、眺望は素晴らしく360度の大パノラマが広がります。


駐車場・トイレ・自動販売機
「平沢登山口駐車場」は、約70台停められる広い敷地があり、料金は無料です。


トイレは、駐車場から3分ほど登山口方面へ登ったところにあります。
観光案内所があり小さな資料館(9:00~16:00※12月~3月は休館)となっていて、ジオラマが展示されています。記念スタンプもここで押せます。
地図・パンフレットなどは外に設置されたラックにあるのでいつでももらえます。
自動販売機・トイレも同じ場所にありました。


トイレは、ウォシュレット付きでとてもキレイです。便座が暖かいのも寒い朝には嬉しいですね♪
登山道の途中や山頂にトイレはありませんので、こちらで済ませて行きましょう。



向かい側には「休憩所」と書かれた建物があり、こちらにもパンフレットなどが置かれているようです。
登山ルートの紹介

※「山と高原地図」で探せなかったので、パンフレットの地図を使用しています。
今回の山行は、約5時間。
「平沢登山口」駐車場に車を停め、「岩櫃山」を経て、「密岩神社」へ立ち寄り「古谷登山口」まで行き、「十二様通り」を通って戻るコースをご紹介します。
「岩櫃城本丸址」までの道のり
「本丸址」までは15分です。ここまでは、それほど険しい道ではないので登山の装備ではなく、観光で訪れる人たちも多く見られます。


「本丸址」へ向かう道は「尾根通り」なので、案内板を左に曲がります。
登山道は緩やかで、整備されていて歩きやすいです。



武将気分に浸りながら登っていくと、歴史を感じさせる場所がいくつも現れてきました。
どの場所も「跡」なので何もないのですが、そこは想像力を働かせて楽しみましょう!





本丸跡近くの眺めの良い場所に、東屋やベンチがありました。
案内所でもらった「岩櫃物語」を読みながらノスタルジーに浸るひと時を過ごします。


標高593m。背後は岩山となっているため敵は近づきにくく、この場所からは周りを一望できるので発見しやすい。「難攻不落」と言われる理由が少しわかったような気がします。

「岩櫃山」山頂までの道のり
ここからは、本格的な登山道となります。クサリ場・ハシゴ・岩場など、短い行程ながらもギュッと凝縮された内容の濃い山登りが楽しめるコースです。


今回は、「沢通り」から行ってみます。この時は水量が少なく沢という感じではありませんでしたが、ところどころに水の流れる場所があり、エルモはのどの渇きを潤すことができました。


4合目を過ぎるころから、大きな岩も現れ始めました。にゴロゴロした岩場を沢沿いに登っていきます。


ここで「尾根通り」と合流して山頂へ向かいます。このコースは、案内板がたくさん設置されているので安心です(^-^)


ここからは、ハシゴ・クサリ場が出現してきますが、難易度はそれほど高くありません。
山頂直下のクサリ場に向けて、慣れておきましょう。


「一本鎗」と書かれた標識が見えたら左側にある岩の隙間を抜けていきます。
次々と変わる風景が、アスレチックやテーマパークを思わせ、徐々に楽しくなってきます。


少し長めのクサリ場を登ると尾根に出るようです。
青空に向かって登っていく感じにテンションも上がります。


このクサリ場、エルモは自力で登りきることができてご満悦の様子。


でも、次の岩場は段差が大きく上がれず残念…


山頂の向かい側となる岩場に到着しました。
ここから、山頂へと登っていく人の姿がよく見えます。混み合っているときにはクサリ場が渋滞して長時間待つことになるので、ここで様子を伺いましょう。



ここから先、エルモをおんぶして進みます。
この岩場に荷物をデポできるので、手ぶらで行くことができるのがナイス!







標高802m 「岩櫃山」の山頂に到着です。ここまで約2時間でした。
山頂のスペースは狭く、ランチなどする余地はありません。特に週末は次々と人が登ってくるので、景色を楽しみ、写真を撮ったら下りた方が良さそうです。


360度、周りには遮るものがなく、スカッと爽快です♪
山頂から崖の下を覗けば、おもちゃのような街並が高度感を感じさせます。遠くには、まだ雪が残る数々の名山の姿を望むことができるので、谷川岳・浅間山など、山座同定盤で山名を確認してみましょう。

絶景写真を撮りに「密岩神社」へ行こう!
問題がひとつ。
「平沢登山口」からのピストンでは、「大河ドラマ」に出てくるあの山容が見られないのです。
…と、いうわけでビューポイントである「密岩神社」へ向かいます。


初心者コースを通りたいので、来た道を途中まで戻り「赤岩通り」に入り、まずは「潜龍院跡」を目指します。


「赤岩通り」に入ると、その名の通り土や岩が赤褐色をしている箇所が目立ちます。そして嬉しいことに、とても滑りずらいのです。クサリ場や岩場もラクラク通ることができました。


「赤岩通り」も4合目を過ぎたあたりから穏やかな森へと変わり、緊張も解けてハイキング気分となりました。


山を抜けて「潜龍院跡」に出てきました。
「潜龍院」とは、真田勝頼を迎えるために急造した御殿なのですが、勝頼はここに辿り着く前に天目山で自刃してしまうという悲しい逸話が残されています。
ここは「赤岩登山口」でもあり、簡易トイレが設置されています。


ここからでも十分に壮大な岩櫃山が望め、かなり満足できます。
グリーンの芝生に鮮やかな黄色のタンポポのハーモニー。『楽園を思わせる』そんな中にテーブルとベンチが設置されていたのでそこでランチをとることにしました。


その後は「郷原駅」に向かって進み、分岐点を「密岩神社」方面へ。
歴史を感じる古い造りの民家が軒を連ねている通りを歩けば、当時の人々の生活を思い起こさせるたくさんの建物にノスタルジーを感じます。



「密岩神社」に到着です。
ここまで、約3時間30分。
この神社は、戦国の時代に山中で亡くなった吾妻太郎斎藤基国の妻の不運を哀れみ、密岩権現として祀ったもので、五穀豊穣、家内安全、安産子育てにご利益があると言われています。
ここがビューポイント!(^O^)
まさに「大河ドラマ」に出てくる「岩櫃山」がこれなのです(^O^)

境内には、テーブルとベンチが2セット設置されていました。ここが空いていればランチタイムに最高の場所であることは間違いなしです!
その他、「地炉ノ間」書かれた建物がありましたが、ドアは閉まっていました。
「地炉ノ間」と言えば、真田昌幸が草の者の頭に指示を与えたり、真田信之・信繁兄弟と語り合う場面に登場する部屋ですよね。


壮大な「岩櫃山」を存分に味わい、大満足したので帰りましょう。
ここから駐車場までは、1時間30分ほどかかります。


帰路には「十二様通り」を通ってみます。何種類も登山道があるので飽きることなく楽しいです。
こちらの「天狗岩」は、上部中央の縦長の岩が鼻、頭の上には帽子のようなものがあり、ホントに天狗の顔に見えるので感動でした!


まとめ
低山で道のりも短いながら、しっかり岩山登山が楽しめます。それに加えて、歴史好きにはたまらない要素がたくさん詰まった「岩櫃山」。
あちこち欲張って周ってみたら一日がかりの登山となりました。
「密岩神社」から眺める山容は壮大で、その威圧感にはスピリチュアルなものを感じました。
「古谷登山口」にも駐車場(10台)があるので、そちらからアクセスすると5分ほどで「密岩神社」には行けますが、「岩櫃城址」に行くのが遠い道のりとなってしまいます(;^ω^)
「難攻不落」と言われるだけあって、簡単にはいかない…それが「岩櫃山」なのです。



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