2021年12月の情報です。
棒ノ折山(ぼうのおれやま)ってどんな山?
東京都西多摩郡奥多摩町と埼玉県飯能市との境にある標高969mの山で、棒ノ嶺(ぼうのれい)とも表記されます。
鎌倉時代の武将・畠山重忠が山越えのときに愛用していた石杖が折れてしまったことが、山名の由来だそうです。
山頂は、平らで広く開けており、東屋・ベンチが用意されています。北東の眺望が素晴らしく、天気の良い日には、筑波山の全貌が望めます。
また、大きな桜の木があり満開の時期には、特に人気が高く、たくさんの人が訪れる山です。
山頂へは、多方面よりアプローチが可能です。
「さわらびの湯」駐車場を利用した場合、約2時間30分ほど。名栗湖の有間ダムより白谷沢沿いに登るルートと、滝の平尾根ルートの2つがあり、沢登りと山歩きの両方を楽しめるバラエティに富んだコースとなっています。

駐車場・トイレ・自動販売機

「さわらびの湯」第3駐車場に車を停めました。
駐車台数:約100台 料金は無料
いつでも停められます。
駐車場入口から入って奥まで進むと、左側とその奥にも駐車スペースがあり、かなり広いです。


駐車場の隣「ノーラ名栗」を過ぎたところに売店「CAFE&SHOP YAMASEMI(やませみ)」と自動販売機があります。
売店は、2021年12月30日~2022年1月6日までお休みです。
通常、土日祝日は営業しているようですが、平日の休館日、うどんや饅頭がない日など、「ノーラ名栗」のHPなどで事前に確認した方が良いでしょう。




売店の向かい側にトイレがあります。
とてもキレイで、ウォシュレット付き!
便座ヒーターが寒い朝にはとっても嬉しいですね(^-^)


登山ルートの紹介

今回の山行は、8.6km 約5時間
白谷沢ルートから山頂を目指し、滝の平尾根ルートで下山する周回コースをご紹介します。
※犬連れの場合、白谷沢ルートは危険ですので、往復「滝ノ平尾根」ルートで行ってください。
人間だけの場合でも、下りは滑りやすく困難な個所が多いので、往路にオススメします。
駐車場から有間(ありま)ダムへ
スタートから30分ほどは、車道を歩きます。
まず、「有間(ありま)ダム」のある名栗湖(なぐりこ)に向かって進みましょう。
しばらく上り坂を行くと、開けた場所が見えてきました。「有間ダム」のようです。


埼玉県営第1号のダムで、水がトンネルを通って下流に放流される「トンネル式」を採用しているのが特徴です。
山に囲まれた美しい湖がキラキラと輝くこのダムには周回道路もあり、ツーリング・サイクリングにも人気のスポットです。


案内板に沿って「棒ノ嶺」方面へ行くと、同時にダム観光も楽しめます。
名栗湖の対岸に着いたら、さらに道なりに車道を進みます。


きみどり色の橋が見えてきました。渡ったところが登山道入口です。
この周辺に、7~8台ほど停められる駐車場が2ヶ所ありました。


白谷沢登山口から岩茸石
登山道に入り「棒ノ嶺」方面へ進みます。
最初はゆるやかな山道ですが、すぐに大きな岩が現れ始めます。




途中の案内板には「通行注意」このルートで滑落事故が発生しましたと、記されていました。


嫌な予感がしますが、ここまで1時間近く来てしまっているのでとりあえず進むしかありません。



大きな岩が頻出するものの、これくらいはよくあるレベルの難所です。
少し持ち上げてあげれば、エルモも問題なく進めます。


さらに進むと、いよいよ川が近くなり、小さな滝が現れ始めました。





この先小さな沢渡りを7~8回繰り返します。
この時は、晴天続きで水量も少ない方だと思いますが、エルモは人間のように岩を選んで渡ることができないので、川に入って渡るしかありません。
水流が速かったり、深いなどいくつか渡れないところがありました。






岩に取付けてある「棒ノ嶺」への小さな標識。
ここから先が本格的な沢登りとなります。


人間でも両手を使って登るようなところ。その上、氷が張り付いてすべる岩もあるので細心の注意が必要です。


ポツポツですが、人がやってきます。安全によけられる場所もあまりないので、できる限り早く進まなければ迷惑になってしまいます。


最後は急勾配の岩場となります。長くはありませんが、足場が少なく踏み外したらかなり滑落しそうなところです。
ここはロープを使ってなんとか上がりましたが、下りだったらムリだったと思います。




登り切ったら、ほぼ難所は終了です。
「白孔雀の滝」という美しい名前の滝。エルモはまだ恐怖に怯えているのか、めずらしく尻尾が下がっています。トラウマにならないといいけど…


難所が終わったと実感したのか、エルモの尻尾も上がっています。
ここから先は、登山道になりました。


木段の先にガードレールが見えました。一般車両は通行できないようですが、車道にでました。
ここまで3.4km 約2時間。
ガードレールの横が休憩スペースのようになっていて、沢登りを先行していった皆さんが休憩していました。


車道を渡って再び登山道へ入りました。
エルモも調子を取り戻したようで、快調に登っていきます。


標高は約700m。いつの間にかずいぶん登ってきたようです。
周りの山々を見渡せるようになりました。


10分ほどで「岩茸石」に到着。
大きな岩とベンチがあり眺望もいいので、沢登りの疲れを癒すため、少し休憩をとることにします。
帰路は、ここから「滝ノ平尾根」へ分岐する地点となるところです。
岩茸石から山頂
「棒ノ嶺」方面へ進みます。
太陽の光が感じられる安定した登山道で、時々見える山々の景色にも癒されます。





20分ほどで、「ゴンジリ峠」に到着です。
ここは岩茸石山・高水山など青梅方面から縦走してくる登山者との合流地点です。
広いスペースがあり、ベンチも用意されています。眺望も良く、棒ノ折山の山頂が近いことが感じられます。




標高969m「棒ノ折山」山頂に到着です。ここまで4,7km 約3時間かかりました。
突然広がる目の前の眺望に、ほとんどの人が「わぁ!すごい!」と声をあげてしまうでしょう。
素晴らしい景色に、ここまでの疲れも一気に吹き飛びます。

山頂のスペースは広く、東屋・ベンチ・テーブルも用意されています。
この日は、10人くらいランチを楽しむ人の姿がありましたが、まだまだ余裕があります。
大きな桜の木が何本もありました。桜の季節が楽しみですね♪




居心地が良すぎてついつい長居してしまう場所ですが、沢登りで手こずって時間をロスしているので、そろそろ下山の準備にかかりましょう。
滝ノ平尾根ルートで下山
「岩茸石」まで戻ります。
ここから先は、「河又バス停」方面を目指して進みます。
最初の「岩茸石」を乗り越えるところがちょっと難所です。エルモは抱っこが必要でした。


その先は、深い森の中に続く登山道。約1時間30分の長い下りが続きます。


こちらのルートは、川はありません。ずっと山道です。ところどころ眺望の良い場所もありました。
しばらく進むと林道と交差しますが、一般車両は通行できないようです。
この後2回林道と交差しますが、登山道はすぐ向かい側にあるので、わかりやすいです。




右側に現在は立入禁止となっている「展望台」の跡地がありました。
その付近から眺望を覗き見ると、この展望台が最高の場所に建っていることがわかります。
展望台の復活は難しくても、ビューポイントとして立ち入れるようになったらいいな♪




その後から、少し急な下りが続きますが、危険な場所はありません。
いくつか大きな木の根っこや段差がある個所はありましたが、エルモをちょっと持ち上げればクリアできる程度で問題はありません。






残り1.4kmまで下りてきました。もう少しで登山道は終了ですので、気を抜かずに頑張りましょう!


お墓の後ろから廻り込むように歩いてくると、登山道は終了です。
「滝ノ平尾根」登山口に出てきました。登山届を提出する郵便受けのようなものがきちんと設置されています。


駐車場の方から見えた「赤い橋」を渡って、急なスロープ状の坂を上がって行けば、「ノーラ名栗」。駐車場に到着です。お疲れ様でした(^-^)




まとめ
今回の山行は、少しムリした沢登りを経験しました。
少しずつ上の岩にエルモを移動させては自分も上がる、ロープのところは片手と足だけでなんとかずり上がる形でしたが、危険であったことは間違いありません。
反省も含め、今後の山行に活かしたいと思います。
「棒の折山」は、なぜ人気が高いのか?訪れてみて納得です。
ゆったりとしたスペースとずっと景色を眺めていられる雄大な眺望が、のんびりヤマメシ、それが無理ならコーヒーの一杯でも楽しみたいという気分にさせてくれます。
「ノーラ名栗」は、フィンランド式のテントサウナが推しのようです。
今回は「こんなところでのんびり過ごしたいなー」と利用者をうらやましく横目で見ながら通り過ぎましたが、グランピングはワンちゃんもOKなので、機会があれば優雅な一日を過ごしてみたいと思います。



コメント