2021年12月の情報です。
武甲山・小持山・大持山ってどんな山?
武甲山(ぶこうさん)
標高1,304m、秩父のシンボル的存在。日本二百名山のひとつでもあり、秩父市と横瀬町の境界に位置する山です。セメントの原料である良質な石灰石が採れる鉱山でもあり、開始よりおよそ100年になる現在も採掘が行われています。登山口のある「一の鳥居」までの間、道の両側に壮大なセメント工場の様子を垣間見ることができます。


山頂の展望台からの眺望は素晴らしく、眼下には秩父の市街地が広がります。四季折々移り変わるその景色は見飽きることはなく、春には芝桜で有名な「羊山公園」も近くに見ることができます。
小持山(こもちやま)
標高1,273m 武甲山から約1時間30分。山頂は狭く木々に囲まれているため眺望もあまり期待できませんが、登山道の途中ところどころ景色の良いビューポイントもあります。ここから大持山へ向かう道は、岩場あり、急勾配の箇所ありと少しキツイの登山道が続きます。
大持山(おおもちやま)
標高1,294m 山頂の木々の間から武甲山が望めます。山頂のスペースは広めですが、ベンチなどはありません。妻坂峠側に下りたところに丸太を利用して座れる場所があり、人気の休憩場所のようです。その少し先に視界の開けるビューポイントがあります。山頂から妻坂峠までは、とにかく厳しい「くだり」が続きます。
駐車場・トイレ
標高520m「一の鳥居」駐車場。料金は無料。自動販売機は、ありません。
約60台の駐車スペースがあるのですが、この時はトイレ新築工事中の為、一部だけ(約20台)駐車可能となっており、やむを得ず路上駐車をする車の姿も見られました。


駐車場には、簡易トイレが設置されています。きちんと清掃・管理されているようでキレイです。トイレットペーパーもありました。
建物のすぐ裏手には「手洗い所」が完備されています。川の水を利用しているため飲用ではありませんが、水量が豊富でジャブジャブと手が洗えるのは嬉しいですね(^-^)


武甲山山頂は「トイレあり」となっていますが、12月1日~4月30日の間は使用できません。


登山開始後すぐに見えてくるカフェ・ログモグにもトイレがありますが、2021年は12月6日より冬季休業中。再開は3月上旬の予定だそうです。

登山ルートの紹介

今回の山行は、「一の鳥居」駐車場に車を停め、武甲山→小持山→大持山と周回するルート。
9.5km 約6時間のコースをご紹介します。
武甲山までは整備された登山道が続きますが、その後は難所もあり、アップダウンを繰り返す本格的な登山が楽しめる「健脚コース」となります。
コース上のトイレは、1ヶ所のみ。
武甲山山頂のトイレが冬季は使用できないため、駐車場トイレだけとなりますのでご注意ください。
武甲山までの道のり
案内板に沿って「武甲山」方面へ進みます。勾配はきつめですが、整備された遊歩道で歩きやすいです。


5分ほど行った右側にカフェ「ログモグ」があります。冬季は休業ですが、オープン期間中は土日祝日の10:00~15:00、飲み物や軽食・ビールも楽しめます。ヤギを飼っていて触れ合うこともできますよ。


長い橋がありました。新しそうな橋ですが、結構スキマが開いているのが気になります。最近のエルモは、橋に慣れてきたのか躊躇せず渡ろうとしますが、途中で怖くなったのか引き返そうとしました。
そして足を踏み外し、危うく転落しかけます。ぽっちゃりボディのおかげで落ちずに済みましたが、ここは抱っこで渡った方が良いでしょう(;^ω^)






その後、トラウマになってしまったようで、今日はすべての橋を渡れなくなってしまいました…(T_T)
40分ほど歩いたところに、落差35mの「不動滝」があります。ペットボトルが用意されていて、水を山頂のトイレまで運ぶボランティアを募集しています。自信がある人は、ぜひチャレンジしてみてください。


その先にあった安全そうな橋。先程の踏み外しがトラウマとなり、エルモはこんな橋も渡れなくなりました。
光が差し込む森の中を進んで行くと、石灰石がケルンのように積まれている場所がありました。


「石積場」です。28丁目と29丁目の間辺りになります。山頂の「御嶽神社」に石をいただけるところがあり、帰りに安全登山に感謝の気持ちを込めてここに積んでいくようです。


標高1,000m。「大杉の広場」に到着です。ここまで約2㎞ 1時間10分でした。
広いスペースと丸太で作ったベンチがあります。駐車場から約500m登って来て、疲れた体を癒すのにちょうどいい場所となっています。


休憩後は、岩続きで歩きずらい山道を力を振り絞って登っていきます。
「50丁目」に到着です。山頂かと思いきや…まだもう少しあるようです。


山頂直下は広いスペースとなっているので、ランチをとる予定の人は、ここがオススメです。
冬季は使用できませんが、トイレもあります。


「順路」に沿って少し登った先に、「御嶽神社」がありました。ヤマトタケルノミコトの伝説に登場する白狼の言い伝えが残っているようで、「一の鳥居」の狛犬同様、オオカミのような凛々しい狛犬が神社を守っています。


「石積場」に奉納する石灰石「感謝石」は、ここでいただけます。初穂料は100円は、右上の「賽銭投入口」から納めましょう。

案内板に沿って「第一展望台」方面へ進みます。
ここを上がれば山頂。素晴らしい景色が待っています!
標高1,304m 武甲山山頂の展望台に到着です。
ここまで3.2km 2時間10分でした。
目の前に広がるのは、市街地と自然が融合したどこか懐かしい風景。秩父盆地を一望できるこの場所は、四季折々異なる姿を見せてくれます。




ずっと見ていたい景色なのですが、こちらのスペースはあまり広くないので、混み合う時は譲り合いながら楽しむといった感じになります。
そろそろ次の「小持山」を目指して出発しましょう。
小持山までの道のり
最初の分岐点「シラジクボ」までは、約25分。気持ちのいい山道を軽快に下って行きます。


標高1,088m「シラジクボ」に到着です。案内板には「小持山」まで『急な登り50分』と書いてあります。自信のない人はこの分岐から「一の鳥居」駐車場へ戻ることもできます。


案内板の言葉は、ウソではありません。小持山山頂までずっとキツイ登りが続きます。
こちらのルートに踏み入れた途端、人が急に少なくなったような気がします。



12月ともなると、霜柱が残っています。ワンちゃんは裸足だから足が冷たかろうに…
黙々と登り続けること約1時間。まもなく山頂らしい気配が漂ってきました。


小持山山頂に到着しました。ここまで5.1km 3時間20分でした。
山頂のスペースは、あまり広くありません。木々に囲まれていて、眺望もいまひとつです。
証拠写真だけ撮って、次の「大持山」を目指します。


大持山までの道のり
「大持山」までは40分と書いてあります。ここのルートがこのコースで一番の難所となります。
エルモも自力で進めず、抱っこする場面が何回かありました。
少し進んで行くと、開けて眺望の良い場所に出ました。武甲山の姿も見えています。


ほっと一息ついたと思ったら、いきなり急な下り坂です。
重なる大きな木の根で段差が大きい上、枯葉で道が滑るため注意が必要です。


大きな岩が連続する箇所に差し掛かりました。人間でも苦労しそうな岩場の連続にエルモも全く歯が立たない様子です。人間でも岩場を乗り越えるのに両手を使わないとならない状況なので、抱っこで乗り越えることはできません。ハーネスを掴んで引き揚げたり、釣り降ろしたりしながらなんとか進んでいきます。





そんな難所を超えたあたりから、明らかにエルモの表情には疲れが見え始めてきました。


さらに、岩場は続きます。ワンちゃんは、狭い通路を通り抜けるようなことが苦手なのですね。
ムリすれば通れそうなのに、固まってしまい悲しそうな顔をするだけで、まったく動こうとしません。


そんな岩場を乗り越えたら「大持山」山頂に到着です。ここまで6.1㎞ 約4時間でした。
難所もここまで!大変だったけど頑張ったね(^-^)


山頂のスペースは広めですが、ベンチなどはありません。ベテランだけが知っている山頂を超えてすぐの丸太を利用した休憩スペース。ここで休憩する人が多いようです。

標高は1,294m。
少し欠けてしまっていますが、手に持つことのできる表示板と一緒に記念撮影しました。
妻坂峠をへて駐車場までの道のり
エルモの疲労も気になるので、早々に下山開始です。「妻坂峠」方面へ向かいます。
案内板には「急な下り坂あり 約1時間」と、書かれています。


少し進んだところに、開けた場所がありました。秩父の山々を見渡す景色が青空にマッチして、スカッとするような心地よさ。喧騒を逃れ、癒されるひと時を感じます。
その先は、予告通り急な下り坂が延々と続きます。人間でも木につかまりながら少しづつ進むような厳しい急坂で、飼い主も何回か転びました。エルモを巻き添えにしないよう、少し距離を開けて進んでいきます。


分岐点の「妻坂峠」に到着です。ここまで、8.3km 5時間10分でした。
急な下り坂もここまで。あと30分程で駐車場のある「一の鳥居」に到着する予定です。


分岐の先は、つづら折りの落ち着いた登山道となりました。
しばらくゆるゆると下っていくと「妻坂沢」に合流し、せせらぎが気持ちの良い川沿いの道になります。



川沿いを下って行けば「一の鳥居」駐車場に到着です。
9.5km 5時間45分。
今回は、つらい山行だったね。お疲れ様でした。
まとめ
小持山・大持山をなめてました。標高がそんなに高くないので、こんなに苦労するとは思っていなかった…と、いうのが本音です。(人間だけの場合であれば、バラエティに富んだ楽しいコースと言えたでしょう)
武甲山までの登山道はよく整備されているので、犬登山としては「武甲山を往復するルート」をオススメします。
ここ数回の登山でわかったことは、行程は4時間以内に収めるのがベストということ。犬種によっても異なるとは思いますが、エルモの場合は4時間を超えると疲れが見え始めるようです。
飼い主は少しづつ新しい発見を重ね、エルモは経験を積み、最後には富士山に登れるようになれるかなと、密かに思っています。



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