2021年8月の情報です。
難関「八峰キレット」の中心部

「どうやって建てたのか?」
誰もが驚くこの八峰キレット小屋は、難関「八峰キレット」の中心部、両側が切れ落ちた鞍部に建てられています。
鹿島槍ヶ岳と五竜岳のルート上にあり、次の山小屋まではどちらも5時間くらいかかります。宿泊客以外にとって、道中ほっと一息つける唯一のオアシスであることは間違いありません。
標高2,470m、定員80名。ピカピカに磨かれた鏡が印象的なこの小屋は、整理整頓が行き届き、チリひとつ落ちていないくらい清潔に保たれていました。
外観・眺望・テラス
風雪に耐え抜く力強さを感じる外観。山岳救助隊員の基地でもあるそうです。
見てもわかる通り、テント場はありません。


東側は、事故があったということもあり立入禁止。
西側にはテーブルと椅子が並ぶテラスがあり、剣岳が正面に見えています。
ビール片手にくつろぎたいところですが、足元が気になることは間違いなしです。
飲み過ぎは絶対にダメ!な山小屋です。


東側は立入禁止なので、ご来光を見るには左右どちらかの山に少し登る必要があります。
五竜岳側は、登山道が西側に向かう感じになるので、鹿島槍ヶ岳側に登った方が良いでしょう。

受付カウンター・売店
宿泊料金
| 営業期間 | 2021年7月17日(土)〜10月2日(土) |
|---|
| 大人 | 小学生 | 幼児 | |
|---|---|---|---|
| 1泊2食 | 12,000円 | 8,000円 | 2,000円 |
| 1泊夕食 | 10,700円 | 7,200円 | 1,000円 |
| 1泊朝食 | 10,000円 | 6,800円 | 1,000円 |
| 1泊素泊 | 8,500円 | 5,500円 | 無料 |
| お弁当 | 1,500円 |
受付カウンターでチェックインしましょう。
インナーシーツを持っていない人は、1,000円で不織布製のセットを購入します。
売店
売店は7:00~19:00までです。
飲み物やお土産品の購入は、到着後すぐの方がよいでしょう。
翌日分の飲料水は、この時忘れず買い足しておきましょう。
営業が朝7:00~なのでほとんどの人は出発前に利用できません。
また夕食の後、売店に立ち寄る人が多いと思いますが、限られた人数で営業しているので、夕食の準備・片付けの時はスタッフ多忙のため対応してもらえず、後ほど出直すことになったりもします。



Tシャツは、シンプルな胸元ワンポイントで、紺と赤があります。
モンベル製で長袖(3,000円)と半袖(2,500円)の2種類です。
「もう二度と買えないかもしれない!」という想いと、この小屋らしい無骨なデザインが気に入ってお買い上げしました(^-^)

※水の確保がとても難しい場所であるため、品薄状態の時は、宿泊者以外には水の販売はしないようです。
縦走の方はご注意ください。
部屋
階段で2階に上がるとフロアー全体が2段ベッド状になっています。
コロナ対策のため、頭元には半透明の仕切版が立てられ、天井からは透明のビニールカーテンがかけられています。
男女共用のこのフロアー、通路側にカーテンはないので、着替えるときはトイレ内にある更衣室を利用するといいでしょう。



大きな窓がある明るい部屋からは、昼間は剣岳、夜は流れ星飛び交う星空がよく見えます。
天気に恵まれれば、美しいと評判の剣岳に沈む夕日が部屋に居ながらにして見られそうですね(*^^*)
トイレ・洗面所
トイレは、男女共用です。もちろん水洗ではありませんが、とてもキレイです。
通路の突き当りに男性用の小便器があり、個室の一番奥が更衣室となっています。
洗面所はここ1ヶ所のみ。水の確保が難しいこの場所では、こうして節水を促しているのですね。
水は、飲料用ではありません。




食事
受付カウンターの横を通り抜けていくと、食堂があります。
HPによると本来なら談話室として開放されているらしいこの場所、この時はドアは閉められており、雑誌や本などもありませんでした。飲食には、自炊室を利用することができます。
夕食17:00 野菜がたっぷり入ったみそ汁とハンバーグがふっくらしていて美味しかったです。ご飯とみそ汁はおかわり自由です。



朝食5:00 手焼きの卵焼きはフワフワ♪
スタッフさんが、本日の気象情報をアナウンスしてくれます。「午後から雷雨となるので早めの行動を!」とのことでした。
その他の施設
HPによると「充電はできない」とのことでしたが、充電器がありました。
30分100円。コンセントは1つだけなのでホントに非常用と思っていた方がいいでしょう。
電波状況は、大手3社ともに「✖」となっています。


その他に、乾燥室・更衣室・自炊室などが完備されています。


余談ですが…

鹿島槍ヶ岳の山頂でトレラン姿の男性に遭遇。「こんな軽装で鹿島槍(゜o゜)」と、驚きましたが、ノルディック複合選手・傳田 英郁(でんだ ひでふみ)さんでした。
トレーニング中とのことで、赤岩尾根ピストンだそうです。スゴイですね!
オリンピック出場目指して奮闘中!
応援してます(^O^)
まとめ
八峰キレット小屋は、宿泊するかどうかホントに悩ましい場所です。
①10時間以上険しい岩稜帯を歩き続けるのか
②午前中に山荘に到着してしまい、暇を持て余すのか
そもそも、この辺りを縦走しようと思う人はベテランが多いので、通り過ぎる人がほとんどのようです。
しかし、そうでない自分は、こちらに宿泊する予定としてホントに正解!
心に余裕ができていつも以上に山を楽しむことができたと思います。館内や周辺をウロウロして、暇つぶしもそれほど苦にはなりませんでした♪



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